独学で英語を習得しようとした人の中には
「シャドーイング」という言葉を
聞いたことがある人も多いかと思います。

「シャドーイング」とは、
聞こえてくる英文を、
まさに影のように追っかけて
リピートしていく英語学習法になります。

英会話の習得に、
必ずしも相手は必要ではありません。

極端な例ですが、
「シャドーイング」だけでも
英語を十分話せるようになります。

シャドーイングの英語教材と学習方法

シャドーイングでの英語学習で、
選ぶ英語教材ですが、最初は、
聞いて意味の分かる簡単なものから始めます。

リズム、イントネーションを意識しながら
英語らしい発音の仕方を訓練します。

英語は、単語ひとつひとつが
単独で発音されているわけではありません。

多くの場合、それぞれ隣り合う単語がつながって(リンキング)発音されます。

例えば、Could you であれば
「クッドゥ ユウ」
ではなく
「クッジュー」
と言う風に発音します。

子音で終わっている単語と、
母音で始まっている単語が隣り合わせに
なっている場合、このリンキングが起こります。

また、英語には「内容語」と「機能語」
というものがあり、それぞれのアクセントの置かれかたが違ってきます。

「内容語」とは、名詞、動詞、形容詞など、
文章において、意味を伝える中核となる語をあらわし強調して発音されます。

それに対して「機能語」とは、前置詞、冠詞、助動詞、接続詞、関係代名詞
など、「内容語」をつなぎ合わせる役割を果たす語で、通常弱く発音されます。

例えば、マザーグースの詩から例を挙げてみましょう。

This is the house that Jack built.
(これはジャックが建てた家です。)

この中で「内容語」は、This, house, Jack, built です。
これらの語にイントネーションを置いて読んでみます。

This is the house that Jack built.
 ●      ●     ●  ●

と4拍子で読まれます。

このように、スクリプトの中から「内容語」にチェックをして、
それを強調するように読むと英語らしく読むことができます。

また、長い文章など、途中で詰まってスムーズに発音できない場合があります。
そんな時は、文章の後の語から順に語を増やして練習します。

たとえば、

There’s a place near here that serves great tacos stuffed with bits of bell pepper.
(ここの近くに、刻みトウガラシを詰めた、すごく美味しいタコスを出す
店があるわ。)

これは、かなり難しいです。
まず、ストレスは、place, serves, great, tacos, stuffed, bits, bell pepper に置かれます。

そこでまず、bits of bell pepper を練習します。
        ●   ●  ●

次に、stuffed with bits of bell pepper を練習します。
    ●      ●   ●  ●

次に、great tacos をつける、と言う風に、順々に語を増やして練習します。
そうすることで、長く言いにくい文章も、スムーズに発音することができます。

そこまでできれば、流れてくるネイティブの声を追っかけて
シャドーイングすることができるようになります。

スクリプトを見ながらのシャドーイングが出来るようになれば、
今度は、スクリプトを見ずに、耳から聞いた音を頼りに
シャドーイングできるように練習してみてください。

簡単な文章で、英語のリズム、イントネーションをつかんだら、徐々に
難しい文章に挑戦してみてください。
手ごわい文章に出会っても、
上記の練習法で少しずつ口の練習をすれば、
必ずスムーズに発音できるようになりますよ。

こうした積み重ねで、いざ、ネイティブと話をする機会に恵まれた際、
英会話の練習をしたわけでもないのに、
不思議とスムーズに発話することが
できるようになっているのに気づくでしょう。

また、スピードの速い教材にもついていけるようになれば、
早い会話も聞き取れるようになります。
つまり、自分が発話できるスピードであれば、
聞き取ることはなんでもないことなのです。

これが「シャドーイング」の効果です。